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速度は問題ないのにSF6で切断された。ホームルーターの安定性の限界

GL
Gamer's Line 編集部
2026.07.03 UPDATE
速度は問題ないのにSF6で切断された。ホームルーターの安定性の限界

ホームルーターでゲームはできるのか

「工事不要・すぐ使える」という手軽さでホームルーターを選ぶゲームプレイヤーは多いです。実際にスピードテストで100〜200Mbps以上の速度が出ていれば「これで十分じゃないか」と思いがちです。しかし速度が出ていても、ゲームの体験として光回線に劣るケースがあります。その原因が「安定性」の問題です。

当サイトの運営者も実際にホームルーター・Wi-Fi環境でStreet Fighter 6のオンライン対戦をプレイしたところ、速度は問題ないにもかかわらず複数回の切断が発生してイエローカード(ペナルティ)を受けた経験があります。速度の数字と実際のゲーム体験は必ずしも一致しません。

ホームルーターが不安定になる仕組み

ホームルーターはスマートフォンと同じモバイル回線(4G・5G)を使ってWi-Fi環境を作る機器です。速度の面では条件が整えば十分な数値が出ますが、ゲームの安定性という観点では光回線と根本的に異なる弱点があります。

①電波を使うため環境に左右される

モバイル回線は基地局からの電波を受信して通信します。建物の構造・周囲の建物・天候・時間帯による基地局の混雑によって通信品質が変動します。スピードテストで速度が出ていても、実際のゲームプレイ中に突発的にパケットロスが発生することがあります。

②ジッター(Pingの揺らぎ)が大きい

ゲームで重要なのはPingの平均値だけではありません。Pingが安定しているかどうか、つまり「ジッター」が小さいかどうかが実際の体感に大きく影響します。ホームルーターはモバイル回線の特性上、Pingが30msでも瞬間的に100msを超えるスパイクが発生するケースがあります。この瞬間的な遅延が格闘ゲームやFPSの撃ち合いで「当たっているのに当たらない」「入力が空振りする」という感覚を生みます。

③5Gの「速さ」と「安定性」は別の話

5G対応のホームルーターはスペック上の速度が非常に高い数値になっています。しかし5Gの電波は4Gに比べて届きにくく、建物内では4Gに自動切換えされるケースが多いです。さらに5Gエリア内でも基地局との距離・遮蔽物によって通信品質が大きく変動します。

回線種別 速度 Ping安定性 ゲームへの影響
光回線(有線) 高い 非常に安定 最適
光回線(Wi-Fi) 高い やや変動あり 概ね問題ない
ホームルーター(5G) 高い(条件次第) 変動が大きい ランクマッチにはリスクあり
ホームルーター(4G) 中程度 不安定になりやすい 競技ゲームには向かない

実際に起きたこと:SF6でイエローカードをもらった話

当サイトの運営者がホームルーター・Wi-Fi環境でStreet Fighter 6のランクマッチをプレイした際の体験です。スピードテストでは100Mbps以上の速度が出ており、Pingも30ms台で「問題ない」と判断してプレイを開始しました。

しかしプレイ中に複数回の切断が発生しました。格闘ゲームの対戦中に画面がフリーズして接続が切れる現象が起きて、SF6のペナルティシステムによってイエローカードを受けることになりました。スピードテストの数字は問題なかったにもかかわらず、実際のゲームプレイでは安定しなかったという体験です。

モバイル回線のパケットロスは短時間・断続的に発生するため、常時接続が前提のオンライン対戦ゲームでは切断の原因になりやすいです。スピードテストは「ある瞬間の速度」を測るものであり、パケットロスの頻度まではわかりません。

WARNING: VALORANTでも繰り返しの切断はペナルティの対象

SF6と同様に、VALORANTのコンペティティブモードでも繰り返しの切断はペナルティの対象になります。ホームルーター・Wi-Fi環境でのランクマッチはペナルティリスクがあることを理解した上でプレイしてください。

ゲームジャンル別:ホームルーターで問題になるか

ホームルーターの安定性問題がどのゲームジャンルで影響が出やすいかを整理します。すべてのゲームで問題になるわけではなく、リアルタイム性が高いジャンルほどリスクが大きくなります。

ジャンル リスク 理由
格闘ゲーム(ランクマッチ) 高い コンマ数フレームの精度が求められる。切断ペナルティもある
FPS・TPS(ランクマッチ) 高い Pingスパイクが撃ち合いの結果に直結する。切断でペナルティあり
MMO・高難易度レイド 中程度 切断でパーティに迷惑がかかる。安定性が重要なジャンル
バトルロイヤル(カジュアル) 中程度 カジュアルなら許容できるケースも多いが夜間は不安定になりやすい
RPG・ソロゲーム・ターン制 低い リアルタイム性が低いため安定性への依存度が小さい

ホームルーターで少しでも安定させるための対策

光回線への切り替えがすぐにできない場合でも、いくつかの対策で安定性を改善できる可能性があります。

①ホームルーターをゲーム機・PCの近くに置く

ホームルーターと端末の距離が近いほど電波が安定します。壁・家具による遮蔽を最小限にして、できるだけ見通しの良い場所に設置してください。

②有線LANで接続する

機種によってはホームルーターにLANポートが搭載されています。LANケーブルで有線接続することでWi-Fiの不安定さを排除できます。ただしモバイル回線自体の不安定さは解消されないため、根本的な解決にはなりません。

③夜間のピーク時間を避ける

モバイル回線は夜間の混雑時間帯(20〜23時)に基地局が混雑してさらに不安定になりやすいです。ランクマッチをプレイする時間帯を深夜・早朝にずらすことで改善するケースがあります。

④Wi-Fi 6E以上のルーターを使う

ホームルーターから端末への接続をWi-Fiで行う場合、Wi-Fi 6E以上の規格に対応した端末を使うことで無線区間の安定性が改善するケースがあります。ただしホームルーター側の対応が必要です。

TIP: ホームルーターの「試せる保証」を活用する

WiMAXなどのホームルーターサービスは「速度に満足できない場合は違約金なしで解約できる」保証付きプランがあります。ゲームに使えるかどうか試してから判断する方法として活用できます。ただし保証の条件は各サービスで異なるため、申し込み前に確認してください。

ホームルーターから光回線に切り替えると何が変わるか

ホームルーターから光回線(有線接続)に切り替えた場合の変化を整理します。

項目 ホームルーター 光回線(有線)
Ping平均値 30〜60ms(変動大) 12〜25ms(安定)
Pingスパイク 頻繁に発生するケースあり ほぼ発生しない
パケットロス 発生しやすい ほぼ発生しない
切断リスク 高い 低い
夜間の安定性 低下しやすい 安定しやすい(独自回線・専用帯域)
CHECK: ホームルーターからの乗り換えを検討するタイミング

□ ランクマッチで切断が発生したことがある
□ ゲーム中のPingが不安定・スパイクが頻繁に起きる
□ 夜間になるとゲームが重くなる・ラグが発生する
□ ペナルティを受けた・パーティに迷惑をかけたことがある

上記に当てはまる場合は光回線への切り替えで改善する可能性が高いです。自分の住環境に合った回線を探したい方は以下の診断をお試しください。

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