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回線の基礎知識

有線にしてもラグい原因。ゲームのPingが改善しないときに確認すること

GL
Gamer's Line 編集部
2026.06.17 UPDATE
有線にしてもラグい原因。ゲームのPingが改善しないときに確認すること

有線にしたのにラグい。その原因は回線じゃないかもしれない

「Wi-Fiをやめて有線にしたのにまだラグい」という声は意外と多いです。有線接続に切り替えること自体は正しい判断ですが、有線にするだけで問題が解決するわけではありません。有線接続でもラグが発生する原因は複数あり、それぞれ対処法が異なります。この記事では有線にしてもラグい場合の原因を順番に整理します。

まず「ラグ」と「速度が遅い」は別の話

有線接続でも快適にならない場合、混同しやすいのが「速度が遅い」と「Pingが高い(ラグい)」の違いです。この2つは原因も対処法も異なります。

症状 正体 ゲームへの影響
ダウンロードが遅い・動画がカクつく 通信速度(Mbps)の問題 ゲームのアップデートが遅い・大容量コンテンツの読み込みが遅い
操作が遅れる・敵がワープする・弾が当たらない Ping値(ms)の問題 撃ち合いで不利・スキルが空振りする・リアルタイム対戦のラグ

有線接続に変えても「ラグい」と感じる場合、速度ではなくPing値・安定性の問題である可能性が高いです。以下の原因を順番に確認してください。

原因①:LANケーブルの規格が古い

有線接続に切り替えても、LANケーブルの規格が古いままだと速度の上限が制限されます。特に古いマンションや引っ越しのタイミングで付いてきたケーブルをそのまま使っているケースで起きやすいです。

カテゴリ 最大通信速度 1G回線での使用 10G回線での使用
CAT5 100Mbps ✗ 速度が出ない
CAT5e 1Gbps ✗ 速度が出ない
CAT6 1Gbps(条件付きで10G)
CAT6A 10Gbps

ゲームのPing値への影響は速度ほど大きくないですが、CAT5のような古い規格のケーブルを使っている場合は通信全体のボトルネックになります。CAT6A以上のケーブルに交換してください。1,000円以下で購入できます。

TIP: ケーブルの劣化も原因になる

LANケーブルは折り曲げ・圧迫・引っ張りによって内部で断線しかけているケースがあります。見た目に問題がなくても通信が不安定になる原因になります。長年使っているケーブルや、家具の下を通しているケーブルは交換を検討してください。

原因②:ルーターやハブの規格が古い

LANケーブルを新しくしても、途中に古いルーターやスイッチングハブが挟まっていると、そこがボトルネックになります。特にスイッチングハブが100Mbps対応の古い機種の場合、有線接続でも100Mbpsの壁を超えられません。

ルーターのLANポートの通信規格を確認してください。「1000BASE-T」対応であれば1Gbpsに対応しています。「100BASE-TX」のみであればルーター自体がボトルネックです。

WARNING: スイッチングハブも規格の確認が必要

複数のデバイスを有線接続するためにスイッチングハブを使っている場合、そのハブが古い規格(100Mbps対応)だと全体の速度が制限されます。1Gbps対応のハブに交換してください。

原因③:IPv6(IPoE)に対応していないプロバイダを使っている

有線接続で速度・ケーブル・ルーターに問題がない場合、夜間のPingスパイクの原因は回線のプロバイダにある可能性が高いです。光コラボ回線でIPv4(PPPoE)接続のままだと、夜間の網終端装置の混雑をそのまま受けてPingが上昇します。

プロバイダのマイページでIPv6(IPoE)対応かどうかを確認してください。未対応の場合はプロバイダに連絡してIPv6への切り替えを依頼するか、IPv6対応のプロバイダに変更することでPingが改善するケースがあります。

接続方式 夜間のPing 改善策
IPv4(PPPoE) 混雑時に上昇しやすい(30ms〜) IPv6に切り替えるかプロバイダを変更
IPv6(IPoE) 比較的安定(20ms前後)

原因④:回線自体が混雑しやすい種別を使っている

IPv6に切り替えても夜間のPingが安定しない場合、回線の種別自体が原因の可能性があります。光コラボは構造上、夜間の混雑の影響を受けやすいです。独自回線やゲーム専用帯域を持つ回線は、この問題が発生しにくい構造になっています。

回線種別 夜間Pingの安定性 有線接続での体感
独自回線(NURO光・auひかり) 高い 有線にすれば夜間でも安定しやすい
ゲーム専用帯域(GameWith光) 高い 有線にすれば夜間でも安定しやすい
光コラボ(IPv6対応) 普通 有線にすれば改善するが夜間は混雑の影響を受ける場合がある
光コラボ(IPv4のみ) 低い 有線にしても夜間のPingスパイクは改善しにくい
ホームルーター 低い 有線にしても改善に限界がある。光回線への切り替えが必要

原因⑤:VDSLマンションに住んでいる

マンションでの有線接続でも速度が出ない場合、VDSL方式の配線が使われているケースがあります。VDSL方式とは、建物内の電話線を使って各部屋に回線を引き込む方式で、速度の上限が100Mbps程度になります。この場合、外から光ファイバーを引いてきても建物内でボトルネックが発生します。

管理会社に建物内の配線方式を確認してください。「光配線方式」であれば問題ありません。「VDSL方式」の場合は光配線方式への変更が必要ですが、建物の設備工事になるため管理会社や大家さんの許可が必要です。

TIP: VDSLマンションでも使えるサービスを選ぶ

すぐに配線方式を変えられない場合でも、GameWith光などのVDSL対応光コラボを使うことで現状より安定した環境を構築できるケースがあります。

原因⑥:同時接続台数が多すぎる

ルーターに接続しているデバイスの台数が多すぎると、有線接続でも帯域が分散してPingが不安定になることがあります。家族全員がスマートフォン・PC・テレビ・ゲーム機を同時に使っている場合は、ルーターの推奨接続台数を確認してください。

確認する順番:有線にしてもラグい場合のチェックリスト

優先度 確認・対処 コスト
最優先 LANケーブルをCAT6Aに交換する 〜1,000円
最優先 IPv6(IPoE)対応かどうか確認・切り替える 無料
次点 ルーター・ハブの規格を確認・交換する 数千〜数万円
次点 建物の配線方式(VDSL・光配線)を確認する 無料(管理会社に確認)
最終手段 回線自体を独自回線・ゲーム専用帯域回線に変更する 月額差額・乗り換えコスト
CHECK: 今すぐできる確認リスト

□ LANケーブルの規格がCAT6A以上か確認した
□ IPv6(IPoE)対応かどうかプロバイダのマイページで確認した
□ ルーター・ハブが1Gbps対応(1000BASE-T)か確認した
□ マンションの場合は配線方式(VDSL・光配線)を確認した
□ 夜間のPingを実測して確認した

上記をすべて確認・対処してもPingが改善しない場合は、回線自体の見直しを検討してください。自分の環境に合った回線を探したい方は以下の診断をお試しください。

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